2018年11月6日火曜日

第158回 天皇賞(秋)予想

 「スター・ウォーズ計画」【修正版】

 今日10月28日は、日本語の速記術を考案した田鎖綱紀が、東京・日本橋で初の速記講習会を開催した[速記の日]。

1.速記=音速よりも「速」く飛べるが、宇宙空間は飛行できない【ジェット機】
2.「ジェットエンジン=ロケットエンジン」によって推進する【ジェット機】=「ロケットエンジン(rocket engine)」で飛び、内蔵する装置または無線操縦によって飛行経路や速度を修正して目標に到達する【ミサイル】
3.ミサイルはレーガン大統領がブチ上げたスター・ウォーズ計画(※)に登場する兵器。詳しくは第79回の菊花賞回顧である以下の「赤の脅威を封じ込めろ!」を参照。

 79 菊花賞回顧「赤の脅威を封じ込めろ!」(2018/10/25

 見事、今年の菊花賞を制したのは、C.ルメール騎手が騎乗するキャリア4戦のフィエールマンだった。

1.レーガンの登場(
1)
1・1.このレースが行われた10月21日は、エジソンが白熱電球を完成させたことに因んで、日本電気協会が昭和56年に定めた[あかりの日]。
1・2.あかり=「明」り=「松『明』(たいまつ)は米国の新世代に引き渡された」と述べたジョン==ケネディ。
1・3.ケネディ~レーガン
1・3・1.ケネディ:キューバ危機  デタント
1・3・2.ジョンソン:トンキン湾事件  ベトナム戦争。ちなみに、このレースが行われた10月21日は、この戦争の反対集会に端を発する[国際反戦デー(
2)」。負けるな市民!
1・3・3.ニクソン~レーガン:このベトナム戦争を機に、アメリカの威信は失墜の一途を辿るわけですが、そういった状況にあって、「強いアメリカ」を標榜し登場したのが、オリバー・ストーン監督でお馴染みのニクソン→フォード→カーターの次に大統領に就任したロナルド・レーガン。
2.レーガン=ソ連(現在のロシア)から飛んできたミサイル(
3)を宇宙空間で撃ち落とす戦略防衛構想(SDI)の立案者。
3.レーガン大統領の活躍した1980年代前半は“新冷戦の時代”とも呼ばれるが、米ソが冷戦状態であることを最初に指摘したのは、1946年にフルトン演説を行ったチャーチル。この演説を受け、第33代アメリカ大統領のフィエールマン(気高く、勇ましく〔音楽用語〕)、ではなく、トルーマンは、アメリカで初めてUFOが目撃された1947年に、以下に示すトルーマン=ドクトリンを発表。「世界中で赤の脅威、共産主義の脅威が蔓延している。よって、我々は、このような赤の脅威を封じ込まなければならない。」“赤の脅威”を封じ込めるだって!


1…詳しくは、第78回の皐月賞予想である「前例がない!だからやる」(2018/4/15)を参照。
※2…①国際、故に、勝利騎手に輝くのは外国人Jのいずれか②外国人J=ルメール or デムーロ or モレイラ③この反戦デーは“国際”と銘打っているが、あくまで日本にのみ存在する記念日。だからこそ、JRA所属の2人が馬券になったというわけですね。
※3…【ミサイル】<ロケットエンジン(rocket engine)>で飛び、内蔵する装置または無線操縦によって飛行経路や速度を修正して目標に到達する兵器。→【ジェット機】<ジェットエンジン=ロケットエンジン>によって推進する飛行機。音速よりも速(=今回の名馬はビワ「ハヤ」ヒデ)く飛べるが、宇宙空間は飛行できない。

 以上、NASAにより、日本文化の象徴であるゴジラが新たな星座に認定されたことを祝福して、モスラ、ではなく(爆笑)、J.モレイラ騎手の騎乗するサングレーザーを中心に組んだ馬券を神様に捧げたいと思います。

※過剰な軍拡により、アメリカの財政は悪化したため、レーガンは政策を対話路線へと変更。これにより、1985年に、ボルトン大統領補佐官とプーチン大統領、ではなく、レーガンと速記の達人である(?)ゴルバチョフ書記長の間で、実に7年ぶりとなる米ソ首脳会談が行われた。


〔番外編〕
SHG解析
1.今回のスターホースギャラリーの締めのフレーズは「秋の府中で、古馬最高の称号を掴み取れ!」
2.秋天が古馬最高であるための条件
2・1.天皇賞(秋)の1着賞金=1億5千万円
2・2.ジャパンカップおよび有馬記念の1着賞金=3億円
2・3.なぜ、ジャパンカップや有馬の1着賞金が3億であるにも関わらず、1着賞金1億5千万の秋天が古馬最高の称号たりえるのか?これについては、既に2017年の秋天回顧である「暗黒の木曜日」で述べました。
3.春天馬を探せ!
3・1.今年の春天馬=レインボーライン
3・2.レインボーライン  不出走
3・3.天皇賞クロニクル
3・3・1.出走メンバー中、春天に出走したのは、和田騎手の騎乗するミッキーロケット、ただ1頭のみ。
3・3・2.和田 春天馬が不出走にも関わらず、「古馬最高の称号」と謳ったのは、今年は春天馬ではなく、過去に春秋連覇した馬の騎手に注目しなさいということだからではないか?(今回、ミッキーロケット同様、天皇賞で掲示板を確保したマカヒキがルメールJから武豊Jに乗り替わったのも、きっと、そのためでしょう)。
3・3・3.今までに春秋連覇した馬は以下の6頭。
―<春秋天皇賞馬>―――――――――
 1988=タマモクロス@南井克巳
 1990=スーパークリーク@武豊
 1999=スペシャルウィーク@武豊
 2000=テイエムオペラオー@和田竜二
 2007=メイショウサムソン@石橋守
 2017=キタサンブラック@武豊
――――――――――――――――――
よって、今年の秋天は、武豊Jの騎乗するマカヒキおよび和田Jの騎乗するミッキーロケットの入った5枠と7枠に注目!


◆時事トピック「安田純平の功罪」
1.安田純平は身代金=税金と引き換えに解放(身代金は払っていないといった報道もあるが、重要なのは、あくまで払う可能性があったかどうか)。
2.身代金はテロの資金になると考えて、ほぼ間違いない。
3.彼の仕事の費用対効果
3・1.テロによる犠牲者の数>安田純平1人の命。つまり、某スポーツ選手の言う「とりあえず助かって良かった」といった素朴な意見は、私が過去にレヴューした『晩節を汚さない生き方』(PHP新書)にあるように、福田赳夫元首相がダッカ日航機ハイジャック事件の際に発した「人命は地球より重い」と全く同じ虚言の類だということです(彼を英雄視するなどもっての他!)。
3・2.それでも、彼の今までの仕事がテロによる犠牲者以上の人命を救ってきた、あるいは、今回の出国が、救うことに繋がるものであったなら、まだ、助かって良かったと思えるのかもしれません。
3・3.しかし、彼の場合は、政府が出国させないよう、色々と工作したことからも分かるように、仮に、彼が世間に情況を知らしめなくとも、既にその情況は、実際に行動を移す側である政府によって、十二分に把握されていたわけです。その政府ですら、何ら対策を講じられずにいるのに、それよりも無力な彼に、一体、何ができたというのか?結局、政府に尻拭いをさせ、テロの資金を提供した(かもしれない)だけではないのか?
 よって、「人命は地球より重い」と発言した福田赳夫元首相を父に持つグンマーの「福」田「康夫」=友道「康夫」厩舎の管理馬で、「福」永Jが騎乗するヴィブロス(および「安田」純平=「安田」記念3着のスワーヴリチャード)は、今回は敢えて消し!もう彼此30年近く勝ち馬が出ていないという曰く付きの3枠に入れてきたJRAの意向に素直に従いたいと思います。

2018年10月25日木曜日

第79回 菊花賞予想

ギルテッド・エイジ(金ぴか時代)」【修正版】

今日10月21日は、以下に登場するトーマス・エジソンが白熱電球を完成させたことにちなんで、日本電気協会が昭和56年に定めた[あかりの日]。

78回 皐月賞回顧「The Era of Good Feeling」(2018/4/15
 
見事、今年の皐月賞を制したのは、大井出身の戸崎圭太騎手が騎乗する4枠番のエポカドーロだった。

.19世紀のアメリカ
英米戦争 
.∟1.このレースが行われた4月15日は[象供養の日]象は共和党のシンボル。和党は、1829年に大統領に就任したアンドリュー=ジャクソンに反対する人々によって形成された国民共和党が、1830年代のホイッグの時代を経て、1850年代に進化したもの。3.アンドリュー=ジャクソンは「フロンティア(※)」出身の初の大統領  ※【辺境】中央の文化から遠く離れた地方
フロンティアの拡大    
.∟1848年に併合したカリフォルニアから金鉱が発見された結果、「ゴールド」=ラッシュと呼ばれる人口移動が起き、独立13州の領土的発展である「フロンティア」の拡大は、1840年代に「最も盛んな時期」を迎えることとなる(マニフェスト=デスティニー)。また、こうして拡大された領土をつなぐ手段として、1869年にシカゴーサンフランシスコ間を結ぶ大陸横断鉄道(a transcontinental railroad」)が開通。
南北戦争
.∟奴隷制を巡って対立した北部と南部の争いは、北部が勝利。詳しくは「前例がない!だからやる」(第78 皐月賞予想)を参照のこと。
【変更前】
資本主義の発展
.∟北部が南部を支配する形で分裂は回避され、国内の経済が一体化された結果、アメリカ経済は著しく発展し、少数の企業によって産業が支配されるトラスト(企業合同)も見られるようになった。以下は、その代表的企業。
ハリマンやヒルらによって統合された鉄道会社
ロックフェラーのスタンダード石油
.∟石油「メジャー」=「Seven)」Sistersの1つ
カーネギーのUSスティール
  
【変更後】
資本主義の発展(※)
.∟北部が南部を支配する形で分裂は回避され、国内の経済が一体化された結果、アメリカ経済は著しく発展し、少数の企業によって産業が支配されるトラスト(企業合同)も見られるようになった。以下は、その代表的企業。
●石油スタンダード・オイル(1870
.∟ジョン・D・ロックフェラー
●鉄鋼 → USスチール(1901
.∟アンドリュー・カーネギー(1835-1919
●鉄道
|{コーネリアス・ヴァンダービルト(1794-1877
.∟{エドワード・ハリマン(1848-1909
  {ジェイ・グールド(1836-1892
●化学 デュポン
.∟エルテール・イレネー・デュポン
●自動車 フォード・モーター(1903
.∟ヘンリー・フォード
●電気 ジェネラル・エレクトリック(1892
.∟トーマス・エジソン
●金融
.∟ジョン・ピアポンド・モルガン(1837-1913

以上、もし石原元都知事に南北戦争の知識があったなら、恐らく、築地(北)を豊洲(南)へ移転することなど無かったのではないか?といった過ぎた話はさて置き、築地と豊洲が一本化され、東京の魚市場が更なる発展を遂げることを願って、3冠レースのトラスト馬(笑)であるエポカドーロを中心に組んだ馬券を神様に捧げたいと思います。


副島隆彦さんは、自身の著書で「1920年代の大好況期(黄金時代、ギルテッド・エイジ)に、石油王のジョン・D・ロックフェラー1世、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー、鉄道王のコーネリアス・ヴァンダービルト&エドワード・ハリマン&ジェイ・グールド、化学王のピエール・サミュエル・デュポン、自動車王のヘンリー・フォード1世といった富豪が出現した。」としています。
 しかし、例えばコーネリアス・ヴァンダービルトは1877年に死去しているし、ピエール・サミュエル・デュポンは、1802年にデュポンを設立したエルテール・イレネー・デュポンの父に当たる人物で、やはり、1920年以前の1872年に死去しているので、これは誤りということになります。普通、世界史では、南北戦争終結以降の19世紀を【ギルテッド・エイジ=金ぴか時代】と呼ぶ(の資本主義の発展に相当する)ことに注意してください。


〔番外編〕
◆SHG解析
1.今年の菊花賞の勝ち馬は、紹介されなかった馬から選出。
1・1.今回のスターホースギャラリーの締めのフレーズは「スターホースに名乗りを上げろ」 
1・2.今回、スターホースとして紹介されているのは以下の8頭。
   エポカドーロ
   ジェレラーレウーノ
   ブラストワンピース
   エタリオウ
   フィエールマン
   グレイル
   メイショウテッコン
   グロンディオーズ
1・3.「スターホースに名乗りを上げろ」ということは、つまり、今回の菊花賞の勝ち馬は、これら8頭以外から出るということです。なぜなら、ここで紹介されている8頭は、既にスターホースとして紹介されている以上、改めて名乗りを上げる必要など全く無いから。
2.スターホースとそうでない馬の基準は?
2・1.までの馬は、全て重賞レースで連対した経験があるが、は特別レースを勝っただけの馬なので、恐らく、重賞連対歴は基準にならない。
2・2.次に、菊花賞と同じ3000Mのレースに出走した経験があるかどうかだが、これも、当然、基準にはならない。なぜなら、3歳馬が出走できる3000Mのレースというのは、この菊花賞が一番最初だから。
2・3.それでは、菊花賞と同じ舞台である京都の出走経験というのはどうか?これもには経験があるが、には経験が無いのでダメ。
3.グロンディオーズはサイン馬である。つまり、選択の基準に決め手が見つからないのは、グロンディオーズをスターホースと考えるからで、この馬はあくまで基準が重賞連対歴であることを明確にするためのサイン馬に過ぎず、と同じスターホースではないということです(だから、一番最後に紹介されたのでしょう)。よって、今年の菊花賞の勝ち馬は、重賞連対歴の無い、中でも、サイン馬であるグロンディオーズ同様、出走歴そのものが無いアフリカンゴールドに注目!

◆今日の記念日

1.今日10月21日は、マゼランが大西洋と太平洋を結ぶ海峡を発見したマゼラン海峡発見の日。
2.マゼラン=大航海時代の人物
3.大航海時代に先鞭をつけたのはポルトガルやスペインだが、これらの国がファーストランナーたりえた背景の1つに、以下に示す2つの経済的要因が挙げられます。
 ①1つは、それまで、肉食のヨーロッパ人にとって必要なスパイスは、モルッカ諸島(インドネシア)から陸路を経由してレヴァント地方(シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエルおよびパレスチナ自治区。なお、広義ではトルコも含む)に運ばれた後、イタリア商人によって、ヨーロッパに持ち込まれていたが、トルコがこのルートを邪魔したため、ポルトガルが「アフリカ」の南端を廻って直接ヨーロッパに持ち込む必要があったこと。
 ②もう1つは、これらの国には、昔から東方に関する根強い関心があったこと。ちなみに、この根強い関心を喚起したのが、「黄金の国・ジパング」について書かれた「マルコポーロ」の著書である『世界の記述』。よって、今年の菊花賞は、カフ「ジバン」ガード、「ミルコ・デムーロ」騎乗のエタリオウ、「アフリカン」ゴールドの入った4枠と5枠に注目!