2013年3月10日日曜日

花見月

 つい先日、「(旧)ヒジチョーモク」を覗いたら、何と、いつのまにかサービス終了&閲覧不可に。記事を別の媒体に保存しておけばよかったんでしょうが、保存するためのブログ(=タイムカプセル)でしょう。もちろん、そんなことしてません。それなりに労力をかけて書いたので、あまりに酷い…。ですから、もし、記事を保存している方がいらっしゃいましたら、ご自身のブログで結構ですのでアップしていただけないでしょうか。

 「ヒジチョーモク」というのは、私が一番最初にやり始めたブログなので、書き直してもっと良くすべき記事も多い。それでも『メイド・イン・マンハッタン』についてのものや「赤ゴジラ、青ゴジラ、黄ゴリラ」(笑)は、今すぐにでも読みたいくらいお気に入りだったので、アップしていただけると非常に助かります。アップした後、報告メールを送っていただいた方の中から、先着1名様に、私が今度出す本をプレゼントするので、是非よろしくお願いします。

 前置きはこれくらいにして、それではさっそく、レースを検討したいと思います。まずはじめに〈中日新聞杯〉ですが、新聞は英語でpaperですね。paperというのは【パピルス】が原義ですが、これは、〔古代エジプト・ギリシャ・ローマで〕ナイル河畔に生える、アシに似た草から作った紙のようなものです。一方、中日には、①彼岸の七日間のまんなかの日(=春分・秋分の日)といった意味と②中国と日本といった意味があります。

 ところでちょっと前でしたか、安倍晋三が渡米しましたね。なんでも、日米関係をアピールするんだとかで。しかし、あれ、ほとんど意味がないでしょう。というのも、まず第一に、中国はアメリカに輸出することで経済が成り立っているわけですが、これは、今まで日本からアメリカに直接輸出していたものが、技術移転も含め、中国を迂回していることに他ならないわけです。すなわち、日本と戦争することは、中国にとって自殺行為を意味します

 第二に、アメリカ国債の多くを保有しているのはどこの国かということです。理論的に考えるなら、戦争をしたいのは、むしろ、債務国であるアメリカでしょう。借金がチャラになるわけですから。しかし、オバマというのは、日本にほとんど関心のない(笑)親中派(かつ、パウエルが2度とも支持!)ですから、戦争するのは考えにくい。日本がアメリカに働きかけていくべきは、中国の脅威などではなく、アメリカ自身の脅威ということになる。

 以上のことから、中国が軍事行使をするということに対して、それほど懸念する必要はありません。岡崎久彦さんのような、日米同盟を強化せよといった考え方をする人達というのは、いまいちこの辺のことがよく分かっていないのではないか。あるいは、非常に優秀な方なので、国債保有の解消を見越して、そう主張しているのかもしれません。後者であると思いたいですが、それにしたって随分先の話でしょう。

 こと安全保障に関しては、今の状態がほぼパーフェクトなのは間違いありません。ただ、少しだけ欲を言うなら、まず1つ目に、オバマは金持ちのメンタリティを理解する能力に欠けるので、ちゃんと経済の勉強をしてほしいということ。2つ目は、親日派である李克強(小沢一郎と仲がいい?)にリーダーをやってもらいたいということ。いずれにしろ、今の日本を良くする方法は、ひとえに、小沢一郎をどう改造するかにかかっていると思います。

 せっかく中日には②のような意味があるので、「Rose Bowl?!?」で約束した通り触れてみました。では、話を元に戻して、次に〈中山牝馬S〉に移ります。まず、このレースの冠名は「ローレル競馬場賞」なわけですが、【ローレル】には「月桂樹」(注1)といった意味があります。月桂樹とは、春に小さな花をつける、クスノキに似た常緑高木のことです。先ほどのpaperは【製紙】といった言葉からも分かるように、木の繊維やパルプから出来ていますね。

 最後に〈フィリーズレビュー〉ですが、このレースで使われている【レビュー】はフランス語の「舞台(revue)」といった意味です。しかし、レビューには、それ以外にも「書評(review)」といった意味がある。【書評】とは、新刊の書物の内容を紹介・批評した文章のことですが、書物(注2
)とはpaperbacksといった言葉からも分かるように紙から出来ています。『競馬場が学校だった』の書評は、もうしばらくお待ちください(笑)

 【弥生】については前回説明しましたが、弥生賞を優勝したのが「カミ」ノタサハラなんて、心憎いじゃありませんか。なお、補足ですが、彼岸の頃には、【彼岸桜】といったサクラの一種が花を咲かせます。また、ローレル競馬場というのは、「ワシントンD.C インターナショナル(1994年廃止)」を行うことで有名だったそうですが、ワシントンD.Cは桜の名所ですね。そして、フィリーズレビューがどういったレースなのかは、あえて説明する必要もないでしょう。それじゃ、今からワンカップでも買ってきます(笑)



 注1・・・「月桂冠」とは、月桂でつくった冠(輪っか)のことですが、そこから中日新聞杯はロードオブザ「リング」を狙い撃ち ⇒ レース後、月桂樹がギリシャ神話の「アポロ」ンやダフネの物語に由来するということに気付くも、時すでに遅し(笑)

 注2・・・書物は「本」の漢語的表現。本は英語で【book】ですが、「皮に文字を刻んだbeech(ブナの木)」から「とじ合わせてあるもの」というのが、この言葉の本義になる。川に文字を刻んだbeach(舟の木)?!?





0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。