2013年2月17日日曜日

Rose Bowl?!?

 いよいよ本日、東京競馬場では今年最初のG1レースである〈フェブラリーS〉が行われます。今まで重賞レースの考察というのは「UKスポーツ」で行っていたわけですが、コチラは有料化に伴い、更新をストップしていました。あれ以来、読みたくても読めなかった人もいるでしょうし、ここ最近は、専ら自眠党の話が中心でしたから、アクビノビス(注1)ばかりだったという人もいるかもしれません。そこで今回は、若干趣向を変えるべく、UKスポーツを無料公開することにしました。

 重賞レースを検討する際に重要なのは、「クラシック前夜」でも書いたように、レースを単独に考えないということです。今開催であれば、重賞は2/16(土)にダイヤモンドS、2/17(今日ですね)にフェブラリーSおよび小倉大賞典が行われるわけですから、これらをセットで考えるということです。レースを検討する前に、この点だけは十分に確認しておいてください。それでは、さっそく診ていきたいと思います。[以下、発走時刻順]

 まず初めに〈ダイヤモンドS〉ですが、ダイヤモンドの略というのは、もちろん【ダイヤ】ですね。これには[E:one]黒いダイヤ〔=石炭〕[E:two]黄色いダイヤ〔=数の子〕[E:three]赤いダイヤ〔=アズキ〕といった表現があります。UKスポーツでは、この黒・黄・赤を“枠の色”と考えるわけですが、これだけでは、まだ候補を絞る決め手に欠けます。ですから、とりあえず次のレースに移るとして、また後で考えることにしましょう。

 次に〈小倉大賞典〉ですが、九州小倉の小倉(こくら)は「おぐら」と読むことが可能です。そこで、この言葉の意味を調べてみると、「小倉汁粉(おぐら・じるこ)」といった複合語があることに気づきます。もう一度、この言葉をよく見てください。「汁」粉。これは、分解すると「三(さんずい→3)」と「十(10)」ですね。そして、このレースの過去5年の成績を見ると、これらの数字を持った馬が馬券に絡んでいるのが分かります(注2)。 

 これで、先程後回しにしていた〈ダイヤモンドS〉の候補も、どうやら絞れそうです。【小倉汁粉】とは、小倉あん(餡)で作ったしるこのことですが、【小倉あん】とは、練りあんに、蜜につけた大納言「小豆(アズキ)」をまるのまま交ぜたものとある。つまり、ダイヤモンドSのダイヤが意味するのは、三番目の“赤い(=「3」枠)ダイヤ”だということです。もちろん、過去5年の成績をチェックすると、この数字をもった馬が馬券に絡んでいるのは言うまでもありません(注3)。

 最後に〈フェブラリーS〉ですが、フェブラリーとはその名の通り、“二月”のことです。また、二月というのは、暦で旧“正月”を意味します。何を言いたいか分かりました?我々は正月にお雑煮やお汁粉を食べますよね。そして、なぜフェブラリーSが〝1年で1番最初のレース〟なのかも、これで分かりました。本当によく出来てるでしょう。それはさておき、このレースの過去5年の成績を見ると…(注4)、もういいですね(笑)

 もちろん、これだけでは完全に絞り切れませんし、その先というのが、正にUKスポーツの奥義なわけですが、いかがだったでしょうか?また、今年のフェブラリーSは穴馬が3着内に突っ込んでくると思いますが、それについてはレース後に種明かしするつもりです。来週は「そして、UK内閣へ…」をテーマに、お隣中国について触れる予定なので、またお付き合いください。じゃあ、これからホワイトデーのための出費分でも稼ぐとするか(笑)



 注1・・・「欠伸(あくび)」の古い読み方。アベノミクスでないことに注意(笑)

 注2・・・過去5年の成績(『小倉大賞典』)


      2008 3着 7-「13」


      2009 1着 「1」-02


           2着 「3」-05


      2010 3着 5-「10」


      2011 1着 5-「10」


           3着 2-「03」


      2012 2着 2-「03」
  

 注3・・・過去5年の成績(『ダイヤモンドS』)


      2008 3着 8-1「3」


      2009 1着 「5」-09 *数の子タイプなので弱


      2010 1着 7-1「3」


           3着 1-「02」 *石炭タイプなので弱


      2011 1着 「2」-04 *石炭タイプなので弱


      2012 3着 『3』-「05」

 注4・・・過去5年のうち、2008年だけがこの法則に当てはまりません。そこで、もう一度、着順を最後まで見てみると、「競争中止」とあります。なかなか粋なことをしますね(笑)


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